About traffic in San Francisco(サンフランシスコの交通について)
今日はWWDC期間中に利用するサンフランシスコでの交通について書きたいと思います。まずサンフランシスコ国際空港に着いたら市内に移動しなければいけません。移動手段としてはタクシーと鉄道があります。通常はBART(バート)と言われる鉄道を利用することになると思います。BARTとは「Bay Area Rapid Transit」の略で、サンフランシスコの湾岸エリアを結ぶ高速鉄道のことです。赤い矢印がサンフランシスコ国際空港でWWDC参加者は大抵、Powelle駅(青い矢印)まで行くことになるでしょう。Powell駅までの運賃は$8.65です。
このBARTの切符の買い方がかなり判り難いです。発券機で切符を買うのですが、この発券機のシステムがかなり特殊で買い方を知らなければ立ち往生することになります。買い方をここで説明すると長くなるのでYouTubeに判り易い動画がありましたのでそれを張っておきます。
BARTのチケットはチャージ方式のプリペイドカードなので、帰りも BARTを利用する場合は往復分の金額を買っておけばいいかと思います。SFO駅からPowell駅を往復するなら$17.30ですね。
続いてサンフランシスコ市内ので移動手段ですが、サンフランシスコといえば坂の町としてケーブルカーが有名ですね。サンフランシスコの町中から坂を越えた北側には観光地としても有名な「フィッシャマンズワーフ」があります。そこへの主な移動手段がこのケーブルカーです。運賃は1回$6.00です。朝6時ごろから深夜1時ごろまで運行しています。ちょっとお高いですが一回は乗ってみてもいいんじゃないでしょうか。
それから市内には「muni」と書かれたバスや路面電車が走っています。このmuniも料金システムが特殊で、知ってなければ少し戸惑うでしょう。
まず最初に乗ったときに運転手さんに運賃を払います。運賃は一律$2.00です。muniは切符を買ってから90分間は乗り放題なのです。切符には乗った時点から90分後の時間がプリントされており、90分以内ならその切符をみせればmuniと車体に書かれたバスや路面電車には自由に乗車することができます。このmuniには町の東側から海沿いをぐるっと回ってフィッシャマンズワーフへ行く路線があるので、海を眺めながら行きたいならこのmuniがお勧めです。
それからもうひとつ、足腰に自信がるならぜひサンフランシスコの町をその足で歩いてみることをお勧めします。私はフィッシャマンズワーフや町の西にあるゴールデンゲートパークまで歩いて往復したことがあります。夜間の出歩きは危険ですから昼間にです。
WWDC会場を中心とした市内の距離感はこんな感じです。
ユニオン・スクエアからフィッシャマンズワーフまで歩くのならお勧めのコースは2つあります。チャイナタウンを通るコースとノブ・ヒルとロシアン・ヒルの2つの丘を越えるコースです。
チャイナタウンを通るコースは比較的平坦で楽に歩けます。
2つの丘越えコースはかなりしんどいです、丘の傾斜角は急なところで大体15度くらいあります。
ただノブ・ヒルのピーク付近にはグレース大聖堂という大きな教会がありその外観も中もかなり見応えがありますし、海を見下ろす景色はなかなかの絶景です。
これはロシアン・ヒルの上から見たアルカトラズ島の眺めです。
チャイナタウンコースで大体片道1時間、丘越えコースで1時間半から2時間くらいでしょうか。私はウォーキングが好きなのでちょうどいい感じですが、往復は辛いという人は行きにはケーブルカーかmuniに乗って、フィッシャマンズワーフで食事をして、帰りに腹ごなしに歩いて戻るというのでもいいかもしれません。途中には所々にケーブルカーの乗り場もありますので、疲れたと思ったらケーブルカーでPowell駅まで戻ることもできます。