Where do you watch Keynote?(keynoteはどこで見る?)
WWDCの最初に行われるイベントといえばKeynote。アップルの新製品の発表などが行われるため、開発者のみならず一般ユーザーからも注目されるイベントです。WWDC参加者であれば会場で生で観ることが出来ます。ただし良い場所で見たいと思うならかなり長時間並ばないといけません。Keynoteが始まるのは現地時間の午前10:00からですが、会場の最前列に座ろうと思うなら遅くとも午前3時には会場前に並んでおかないといけません。この行列は例年会場であるモスコーンセンターを一周するくらいになります。
Keynoteは後から動画が公開されますし、会場に入れなくても会場の外からモニターで見る事が出来ますから無理に並ぶ必要はありません。しかし折角サンフランシスコまで来てWWDCに参加してるのだから一回くらいは並んでみるのも良いんじゃないでしょうか。私は参加した去年と一昨年、午前3時から並びました。
並ぶならできるだけ複数人で並ぶのがいいでしょう。1人でサンフランシスコの夜中に行列に並ぶのはそれはそれは孤独ですし、長丁場なので場所取りとか途中のトイレとか人数がいた方がいいですね。去年と一昨年は知り合いの開発者の方々10名程度と一緒に並びました。大勢で並んでいると会話もできますし、一緒にゲームなどをして時間を潰すことが出来ます。ただ今年はチケットが抽選だったこともあり、WWDCに参加する知り合いが少ないのでどうなるでしょうか。並ぶなら是非携帯用の椅子などを持って行きましょう。中にはテントを持って来ている強者もいます。
Keynoteに並んでいると色々な人がやってきます。ホットコーヒーやチョコレートなどを配っていたりしますが、これは色々な会社が宣伝にやって来て販促物を配っているんですね。去年の2013年は携帯椅子を配布しているところがあって「自社のPRをツイートしてくれたら椅子をあげますよ」っていうようなのもありました。
6時を過ぎて明るくなってくるとテレビ局が取材にやってきます。日本でいうところの朝のワイドショー的な番組でしょうか。並んでいる開発者にマイクを向けてインタビューをしていたりします。
8時ごろを過ぎるといよいよ入り口が開いて会場の中に入れます。このとき必ずIDカードを提示する必要がありますので前日にもらったIDカードを忘れないようにしましょう。また荷物を持っている場合は会場に入る時に持ち物検査をされます。これは会期中に会場に入る場合も同様です。IDカードチェックと荷物検査をクリアして初めて会場に入れます。
会場の1階に入ると目の前にエスカレーターが2本あり、このエスカレーターで上に上がります。実は2階に上がったこの瞬間が勝負です。この後Keynoteが行われる3階へのエレベータ前でもう少し待つことになるのですが、このエレベーターまで会場を反時計周りに1周する必要があります。会場内の通路はかなり広いです、この会場1周時はフリーダムです。まさに自由の国アメリカ。いままでの行列が崩れてダッシュで前の人を抜かしてもOKという暗黙の了解があるようです。ここで出来るだけ走って前に出ましょう(ただし安全に!)。3階へのエスカレーター前でまた行列が詰まるとここで10時前まで待機です。
ここから会場内のトイレが使えるようになります、また参加者に朝食が振る舞われます。ドーナツやベーグル、コーヒーやソフトドリンク、ミネラルウォーターが取り放題、飲み放題です。
そのいくつかにはカバーが掛けられており、この後のKeynoteで話されるであろうことが隠されています。
3階へのエスカレーターが動き出すといよいよ会場に入場です。この時には下を見下ろしてみる余裕があります、見下ろしてみるとこんな感じです。まるで開発者がゴミのようです。
午前3時くらいから並んでいると大体前から5列以内の椅子には座れると思います。昨年のWWDC2013のKeynoteでは、物議をかもしたiOS7とフラットデザイン、そして「ゴミ箱」とか「バッファローマンの手足のアレ」などど言われたMac Proなどの発表がありました。
さて、今年はiOS8や新MacBook Airなどの発表が噂されていますが、その他どのような隠し球があるのでしょうか?